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REVIEWS : 128 ロック (2026年9月)──小林祥晴、田中亮太

Дата публикации: 18-09-2026 08:00:00


REVIEWS : 128 ロック (2026年9月)──小林祥晴、田中亮太

"OTOTOY REVIEWS"はまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューするコーナー

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2026/09/18 17:00

"OTOTOY REVIEWS"はまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューするコーナー。今回からライター、小林祥晴と田中亮太による2人による洋楽ロック(+α)を中心とした、ここ数ヶ月のエッセンシャルな9作品をレヴューで紹介。

OTOTOY REVIEWS 128
『ロック(2026年9月)』
選・文 : 小林祥晴、田中亮太

Swim Deep 『Hum』

2012年に、バーミンガムのギター・ロック・シーン〈Bタウン〉の代表的なバンドとしてピースらと共にスポットライトを浴びたこのバンド。2014年には来日公演を行っている彼らだが、その後の歩みを丹念に追い続けているリスナーは、ここ日本ではそう多くないのではないか。登場時のサイケ・ローファイなサウンドから、セカンド・アルバム『Mothers』(2015年)でアシッド・ハウス/マッドチェスターな方向性へと舵を切り、2024年の4作目『There’s A Big Star Outside』では一時ライヴ・サポートを務めていたビル・ライダー・ジョーンズをプロデュースに招き、アーシーで抒情的な音作りを探求。続いて、ビルと作り上げた本アルバムは、前作のソングオリエンテッドな軸を継承しつつ、ギタリスト、ジョシュア・ブキャナンの加入もあり、スロウコアからドリーム・ポップを横断するかのようなギター・サウンドを強めている。グランジーな表題曲、夢の中の夢のごとき浮遊感の“Pieces Of You”、スピリチュアライズドやフレーミング・リップスにインスパイアされたという“I Keep Her Photograph With Me”など収録曲は粒揃い。アジア圏では、とりわけ中国に強固なファン・ベースを持つバンドだが、その熱がここ日本に少しでも伝播することを願う。(田中)

Fontaines D.C. 「Marianne」

コーンに肉薄するヘヴィネスも取り入れた前作『Romance』のリリース時、グリアン・チャッテンはこのように語っていた。「コーンとザ・キュアーは同じスペクトラム上にいて、最終的な着地点が違うだけ」であり、「(両者は)同じくらいファンタジーの要素を持っている」と。それを踏まえると、来たる新作『Dopamine Chamber』からのリード曲「Marianne」が、『Disintegration』期のザ・キュアーを想起させる壮大でシネマティックなシンセ・サウンドをまとっていたとしても、さほど不思議ではない。マリアンという女性に対して、「現実を忘れて夢を見続けてもいい」と危険な誘惑の言葉を囁く甘美なミドル・バラード。ギター・サウンドが大きく後退し、シンセを主体にした音作りは大胆な変化である一方、現実逃避としてのファンタジーというアイデアへの執着は一貫している。この曲は、『Romance』からの次の一手として極めてロジカルな発展形だ。あとはアルバムの全貌を待つのみだろう。(小林)

Mystery Jets『A Hole To See The Sky Through』

テムズ・ビートの狂騒から20年強を経てなお、イール・パイ島出身のバンドは健在だ。2016年の『Curve Of The Earth』、2020年の『A Billion Heartbeats』とここ10年はプログレ志向を強めたスケール感の大きいサイケ・サウンドを作り出していたが、7枚目のアルバムとなった本作は、過去2作におけるコクの深さは継承しつつ、どこかポップソングに回帰した趣を持つ。プロデューサーに迎えたのは、ブライアン・イーノやデヴィッド・ホルムズらのコラボレイターとして知られるレオ・エイブラムズ。バギーなグルーヴが踊れる“Flea Joint”、ネオアコ的なギター・アルペジオとヘヴィーなビートを重ねた“Black Sage”、青空を飛翔するかのようなハートランド・ロック風の“Anaglypta”あたりは、たしかにイーノと組んでいた時のジェイムズ(もしくは一時期のU2)っぽかったりも。ギタリストとベーシストが脱退し、若い双子のオリー&エディ・テイラーが加わった新体制の効果も大きいのだろう。溌剌としたエネルギーと瑞々しい高揚感に溢れた傑作だ。(田中)

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Классификация: Культура. Схожих патентов: 0. Схожих новостей: 9. Тональность: 0. Информативность: 15.6. Источник: ototoy.jp.