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<コラム>Da-iCE “マルチクリエイティブ集団”が放つ刺激的な「アンリミテッド」にやみつき

Дата публикации: 10-08-2026 07:00:00



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Text: 高橋梓

7月15日にリリースされたDa-iCEの新曲「アンリミテッド」は、もう聴いただろうか。同曲はKIRIN「のどごし<生>」とのタイアップ楽曲。そう聞くと、真っ先に「夏を彩る曲」という言葉が浮かぶかもしれない。実際、迫力あるサウンドとDa-iCEらしい歌詞は、暑い夏を勢いよく乗り切るための、爽快感溢れる一曲だ。しかし、同曲はそれだけにとどまらない。“5人だからこそDa-iCEである”という彼らの本質を、改めて感じさせる楽曲でもあるのだ。「Da-iCEってツインボーカルとパフォーマー3人でしょ? よくある体制ね」なんて思っていた人にこそ、ぜひ聴いてみてほしい。同曲を聴けば、その認識はきっと変わるはずだ。

まずは歌唱面から見ていきたい。曲の入り口を飾るのは、グループの“顔”とも言える花村想太のアカペラ。しかし、そのわずか数秒後にはメンバー全員のコーラスが重なり、一気に“コク”を増していく。ツインボーカルだけでは生み出せない厚みと、5人が声を重ねることで生まれる一体感が曲の冒頭から詰め込まれており、ロングトーンとコーラスが折り重なるサビののどごしは、まさに強炭酸。だからこそ、ホーンセクションを含むダイナミックなサウンドにも、歌声が負けることなく存在感を放っているのだろう。

もちろん、花村想太と大野雄大が生み出す圧倒的な歌唱力は、のどごしの良さをも感じさせる。力強いハイトーンや伸びやかなロングトーンは、聴くだけでDa-iCEの楽曲だと認識できる大きな魅力だ。しかし、「アンリミテッド」で印象的なのは、花村と大野だけに頼らない5人の声の重なりだ。工藤大輝、岩岡徹、和田颯のラップやコーラスが楽曲に彩りを加え、それぞれの個性も存分に発揮されている。工藤は柔らかく楽曲に馴染む歌声、岩岡はどこか甘さを感じる歌声、和田は低音かつハスキーな歌声と、5人それぞれが異なる魅力を持っているからこそ、楽曲に芳醇な奥深さが生まれているのだろう。

こうして聴いていくと、この一曲だけでも「ツインボーカル+パフォーマー3人」という括りが、いかにDa-iCEというグループを単純化した見方なのかがわかる。これまでもファンに人気の「Melody」をはじめ、最新アルバム『TERMiNaL』収録曲など、5人歌唱曲は存在していたが、彼らのライブ以外で披露されることは少なかった。しかし、「アンリミテッド」は8月3日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)や8月6日放送の『STAR』(フジテレビ系)でパフォーマンスされたこともあり、5人全員が歌い、表現するDa-iCEというグループをさらに広めた一曲と言えるだろう。今後も8月15日放送の『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)、8月28日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)への出演も発表されており期待が高まっている。

また、歌唱面だけでなく、歌詞にも同じ熱を感じずにはいられない。まず、この刺激的な歌詞そのものがDa-iCEらしく、15年間ハングリー精神を絶やさず走り続けてきた5人だからこそ歌える言葉だ。たとえば、サビの〈もっといける たっかいとこ目指して 超える限界点〉というフレーズ。2027年2月に念願の東阪ドーム公演【Da-iCE DAY DOME PHASE 2027】の開催が発表された直後、最初にリリースされた楽曲がこの「アンリミテッド」だったことを思うと、単なる前向きなメッセージでは終わらない。まるで炭酸のように刺激的で、「まだまだこれで満足するつもりはない」という、彼ら自身の決意表明にも聞こえてくる。さらに、〈勿体ぶって打てなくなるより 打って出るような スタンスで人生を謳歌〉というフレーズも然りだ。リスナーの背中を押す言葉でありながら、常に挑戦を続けてきたDa-iCEが歌うからこそ、たしかな説得力が宿っている。

そして、8月3日に公式YouTubeチャンネルで公開されたDance Performance Videoにも注目したい。冒頭、LOCKダンスで一気に目を引きつけてから、パフォーマンスがスタート。楽曲の盛り上がりに比例して、炭酸が弾けるように振付も激しさを増していき、サビではステップを多用。全員が激しく体を動かし続けている。パフォーマーも歌で存在感を示し、ボーカルも高いパフォーマンス力を発揮する。役割を固定しない5人だからこそ、このコレオグラフィーが映えているのではないだろうか。

しかも、ガシガシと踊りまくっているだけではなく、まろやかな表情で魅せるシーンが盛り込まれているのもいい。もちろん、Da-iCEは全員が高いダンススキルを持ち合わせている。しかし、あえて全編通してダンスだけで押し切らないという変化球を投げているところが、“アーティスト・Da-iCE”といったところだろう。ちなみに、同振付はgash!(Beat Buddy Boi)、ayaha(avex ROYALBRATS)といったダンサーとともに和田と工藤も参加。細部に至るまで、自分たちでクリエイティブをしていることがわかる。

こうして見てみると歌唱、歌詞、そしてコレオグラフィーが示しているのは、「Da-iCEは5人全員がボーカルであり、パフォーマーであり、そしてクリエイターでもある」ということだ。今回の「アンリミテッド」は工藤大輝、花村想太が手がけているが、過去には岩岡徹、大野雄大、和田颯が作詞・作曲に携わった楽曲もリリースされてきた。自分たちの声で歌い、自分たちの身体で表現し、さらに作品づくりにも携わる。だからこそDa-iCEの楽曲には、5人の個性と熱量が宿っているのだ。もはや彼らを「ダンス&ボーカルグループ」という一言だけで語ることはできない。Da-iCEは“マルチクリエイティブ集団”であり、「アンリミテッド」はそんなDa-iCEだから生まれた楽曲と言えるだろう。

Da-iCEがこれまで積み重ねてきたもの、そしてこれから目指す景色を映し出している「アンリミテッド」。2027年2月、彼らは自身初となる東阪単独ドーム公演を行う。同公演は、結成から15年の歩みを示す大きな節目となるはずだ。しかし、「アンリミテッド」というタイトルが示すように彼らの可能性に限界はなく、気づけば何度でも味わいたくなる。Da-iCEは、〈もっといける〉。

▶▶撮りおろし写真あり!「アンリミテッド」インタビューはこちら

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